
東京株式市場は9月24日、シルバーウィークの連休明けで売買を再開する。2026年は21日の敬老の日、22日の国民の休日、23日の秋分の日が続き、19日の土曜日から23日まで5連休となった[1][7]。今週の立ち会いは24、25日の2日間だけとなる[1]。
連休前は日銀利上げを通過して上昇
連休前最後の取引となった18日、日経平均株価は前日比882円高の6万5018円で取引を終えた[2]。同じ日、日銀は金融政策決定会合で、短期の政策金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を1.25%程度に上げることを、賛成7・反対2で決めた。新しい金利は連休明けの24日から適用される[5]。利上げは市場で織り込み済みとされ、決定後は円安が進んだ[2]。
米連邦準備制度理事会(FRB)も9月16日、政策金利の誘導目標を0.25%引き上げ、3.75〜4.0%とすることを全会一致で決めていた[6]。
休場中も先物は祝日取引
東京の現物市場が休んでいる間も、大阪取引所では日経平均先物などの祝日取引が行われた[3]。
その後の米国市場は強弱が分かれた。現地時間22日のニューヨーク市場では、長期金利の上昇を嫌気してダウ工業株30種平均が185ドル安の5万1863ドルとなる一方、AIブームへの期待からナスダック総合指数は続伸し、最高値を更新した[4]。FRBの追加利上げへの思惑が、金利に敏感な銘柄の重荷になっている[4]。
米中首脳会談、原油、配当取り
売買再開後の焦点はいくつかある。まず、24日にホワイトハウスで予定される米中首脳会談だ(習近平主席の訪米を伝えた記事)。通商や技術をめぐる合意内容次第では、半導体株などが大きく動く可能性がある。
連休明けは「窓」に注意
5連休という長い休場は、日本の投資家にとってリスクでもある。休場中に海外で起きた出来事は、24日の寄り付きでまとめて株価に反映される。先物が大きく上げていれば高く始まりやすいが、その後に米国で金利上昇が進んだことも考え合わせる必要がある。
AI関連株への期待が相場を押し上げる一方で、金利上昇はその高い株価評価を揺さぶる要因でもある。期待と金利という二つの力がぶつかる中で、日本株が休場中の上昇分をどこまで維持できるか。わずか2日間の立ち会いだが、秋相場の方向感を占う試金石になりそうだ。
脚注
- トウシル(楽天証券)「日本は明日から大型連休だが…シルバーウイーク明けの株式相場を『日米の注目イベント』から予測する」(2026年9月18日) https://media.rakuten-sec.net/articles/-/53550
- OANDA証券「日銀は0.25%利上げで1.25%へ、賛成7・反対2 『政策の局面は変化した』植田総裁会見の要点」 https://www.oanda.jp/lab-education/market_news/boj-2026-sep-review/
- 日本取引所グループ「祝日取引」 https://www.jpx.co.jp/derivatives/rules/holidaytrading/index.html
- 財経新聞「NY株式:NYダウは185.14ドル安、金利高を嫌気もハイテクが支える」(2026年9月23日) https://www.zaikei.co.jp/article/20260923/870875.html
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日) https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2026/k260918a.pdf
- Board of Governors of the Federal Reserve System "Federal Reserve issues FOMC statement"(2026年9月16日、英語) https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20260916a.htm
- 内閣府「国民の祝日について」 https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

