
任期満了に伴う福島県知事選は2026年10月25日に投開票され、無所属で現職の内堀雅雄氏(62)が58万5641票を獲得して4選を果たした[1]。新人6人を大きく引き離し、有効投票の約9割を占めた[1]。
投票率は44.05%で、前回2022年の42.58%を1.47ポイント上回った[1]。内堀氏は2014年に初当選し、今回で4期目に入る[2]。
福島県知事選の開票結果
県選挙管理委員会が公表した確定結果は次のとおり(得票順)[1]。
- 内堀雅雄氏(無所属・現):58万5641票
- 小山田友子氏(日本共産党・新):3万6839票
- 遠藤雄大氏(無所属・新):9460票
- 塚越栄光氏(無所属・新):4391票
- 金山屯氏(無所属・新):3005票
- 長谷沼邦彦氏(無所属・新):2987票
- 藤本昭一氏(無所属・新):2927票
有効投票は64万5250票、無効投票は5604票だった[1]。内堀氏の得票は有効投票の90.8%にあたり、2位の小山田氏の約16倍となった。小山田氏を除く5人は、いずれも1万票に届かなかった[1]。
投票率は44.05%、男女で3ポイント差
当日の有権者数は147万7389人で、投票したのは65万859人だった[1]。投票率を男女別に見ると、男性が42.47%、女性が45.57%で、女性の方が3ポイントほど高かった[1]。前回は男性41.41%、女性43.70%で、男女とも前回を上回った[1]。
県選管がまとめた推移によると、知事選の投票率は2006年に58.77%だった後、2010年以降は4割台が続いている[3]。今回は前回を上回ったものの、1988年の81.20%と比べると半分程度の水準にとどまる[3]。
福島県知事として4期目の内堀氏、16年の長期県政に
内堀氏は2014年の知事選で初当選し、2018年、2022年に続く4選となった[2]。新しい任期を終えれば、知事としての在任は16年になる。
今回、党派を届け出たのは日本共産党の候補だけで、ほかの6人はいずれも無所属だった[4]。得票率9割という結果は、県政の継続を求める声の強さを示す一方で、選挙戦を通じて政策の違いが争われにくかったことも映している。
9割の信任と、投票に行かなかった半数
東日本大震災と原発事故から15年が過ぎ、福島県の課題は避難指示が解除された地域の暮らしの再建や、廃炉、人口減少への対応など、長い時間がかかるものが中心になっている。4期目は、これらを県民と共有しながら進められるかが試される。
得票の9割は大きな信任だが、内堀氏の得票は有権者全体の約4割にとどまる計算になる[1]。投票率が前回を上回ったことは前向きな材料といえるものの、県民の半数以上が投票しなかった事実は重い。長期政権の4期目で、県政への関心をどう高めていくかも課題になるだろう。
脚注
- 福島県選挙管理委員会「令和8年10月25日執行 第23回福島県知事選挙 速報ページ」(確定結果・確定投票率) https://koukai.senkyosokuho.pref.fukushima.lg.jp/23tiji/sokuhou/20261025/download/download.html
- 福島県「知事の動き(令和4年11月)」(2022年11月14日の3期目初登庁) https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/chiji/0411ugoki.html
- 福島県選挙管理委員会「福島県知事選挙(投票率の推移)」 https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/62010a/touhyouritu-tiji.html
- 福島県選挙管理委員会「立候補届出状況 福島県知事選挙」(2026年10月8日) https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/766449.pdf

