那覇市長に知念氏再選 投票率は35.81%に低下

任期満了に伴う那覇市長選は2026年10月25日に投開票され、無所属で現職の知念覚氏(63)が6万3306票を獲得して再選を果たした[1]。新人3人を大きく上回り、有効投票の7割余りを得た[1]。

投票率は35.81%で、前回2022年の47.05%から11.24ポイント下がった[2][3]。当日の有権者24万9809人のうち、投票したのは8万9455人だった[2]。

那覇市長選の開票結果

那覇市選挙管理委員会が公表した確定結果は次のとおり(得票順。氏名は届け出の通称、年齢と職業は届け出時点)[1][4]。

  • 知念覚氏(63、通称・知念さとる)無所属・現、那覇市長:6万3306票
  • 久手堅さちこ氏(74)無所属・新、新日本婦人の会沖縄県本部会長:2万2280票
  • 矢島ケント氏(35)無所属・新、会社社長:1419票
  • ヨシミネリョウ氏(25)無所属・新、IT会社員:1412票

有効投票は8万8417票、無効投票は1038票だった[1]。知念氏の得票は有効投票の71.6%にあたり、2位の久手堅氏の約2.8倍となった。4人とも党派は無所属で届け出ている[4]。

投票率は前回から11ポイント低下

市選管の集計では、投票率は男性が34.85%、女性が36.69%だった[2]。期日前投票と不在者投票を合わせると3万8793人で、投票した人の4割余りが投票日より前に票を投じた計算になる[2]。

前回2022年の市長選は、当日有権者25万3833人に対し投票者が11万9423人で、投票率は47.05%だった[3]。今回は投票者が約3万人減った。有権者数が約4000人減ったこともあるが、それ以上に投票に足を運んだ人が減った。

接戦だった前回から一転

前回2022年は新人同士の争いで、知念氏が6万4165票、次点の翁長雄治氏が5万4125票と、1万票余りの差だった[3]。今回の知念氏の得票は前回とほぼ同じ水準だったのに対し、2位の得票は前回の半分以下にとどまった[1][3]。

現職の得票がほとんど変わらないまま、対立候補への票と全体の投票者数が大きく減ったことになる。有力な対抗馬が立たない選挙では関心が高まりにくく、それが投票率の大幅な低下につながった可能性がある。

那覇市長として2期目の知念氏、低い投票率の中での信任

知念氏は2期目に入る。7割を超える得票は市政運営への信任といえるが、有権者全体に占める得票は約25%にとどまる計算になる[1][2]。4人に3人近くは知念氏以外に投票したか、投票しなかったことになる。

県都の那覇市は、観光の回復や交通渋滞、子育て支援など、県全体に影響する課題を抱える。低い投票率の中で再選された2期目に、市民の関心をどう取り戻すかが、知念市政の次の4年間を左右するだろう。

脚注

  1. 那覇市選挙管理委員会「第24回那覇市長選挙 開票速報(確定)」(2026年10月25日23時34分確定) https://www.city.naha.okinawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/245/kaihyousaisyuu.pdf
  2. 那覇市選挙管理委員会「第24回那覇市長選挙 投票速報(最終確定)」 https://www.city.naha.okinawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/245/toujyousokuhousaisyuu.pdf
  3. 那覇市「市長選挙の記録」 https://www.city.naha.okinawa.jp/admin/senkan/1004625/1004626.html
  4. 那覇市選挙管理委員会「立候補者一覧(那覇市長選挙)最終」 https://www.city.naha.okinawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/245/r8sityou_riltukouhosyaitiran_1700.pdf.pdf
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