東京ゲームショウ2026閉幕 4日間で25万7642人

ゲームの国内最大級の見本市「東京ゲームショウ2026」が閉幕した。主催する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)によると、4日間の総来場者数は25万7642人だった[2]。30周年の節目にあたる今回は9月17日から21日までの5日間を予定していたが、台風25号の接近を受け、21日はリアル開催を終日中止した[2]。

前年比2.1%減、出展は過去最多

日別の来場者数は、17日が5万3630人、18日が5万2545人、19日が7万8678人、20日が7万2789人。合計は過去最多だった2025年の26万3101人を5459人下回り、減少率は約2.1%にとどまった[1]。

一方、出展規模は過去最多を更新した。53の国・地域から1138の企業・団体が幕張メッセとTKP東京ベイ幕張ホールに出展し、ビジネス商談も過去最多の3673件に達した[2]。テーマは「史上最長、遊びづくしの5DAYS」で、会期を従来より1日延ばしていた[1][2]。

最終日の中止について、CESAは「来場者、出展社および関係者の皆様の来場・帰宅時を含む安全を最優先に考え」た措置だと説明している[2]。次回の東京ゲームショウ2027は、2027年9月16日から20日まで開かれる予定である[3]。

会期延長という設計と、天候という変数

会期を5日間に延ばした狙いは、来場の分散にあったとみられる。土日に集中する混雑は、体験型の展示が増えるほど深刻になる。実際、今回も土日の来場は平日の1.4倍前後に達した。1日増やして受け皿を広げるのは合理的な判断であり、商談件数が過去最多となったことからも、ビジネスイベントとしての機能は高まっている。

ただ、9月下旬という時期は台風の影響を受けやすい。会期を延ばせば、荒天にぶつかる確率もそのぶん上がる。今回は5日目を失ってなお前年比2.1%減で踏みとどまったのだから、4日間で集めた密度はむしろ高かったと言える。とはいえ、来場を前提に準備してきた出展社にとって、1日の中止は小さくない損失である。

ゲーム見本市の役割は、この30年で大きく変わった。新作の発表はオンライン配信で完結するようになり、会場に足を運ぶ意味は「まだ発売されていないものに触れること」と「同じ関心を持つ人と同じ場にいること」に移っている。その価値は天候では代替できない。来場者数の増減だけを成績表とせず、中身の体験価値で評価する視点が必要であろう。

脚注

  1. ファミ通.com「東京ゲームショウ2026、総来場者数は25万7642人。台風25号の影響で5日目は中止、4日間開催に【TGS2026】」(2026年9月20日) https://www.famitsu.com/article/202609/88715
  2. 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会「30周年の東京ゲームショウ2026 リアル開催閉幕!4日間の総来場者数は25万7642人」(PR TIMES、2026年9月) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000013057.html
  3. 東京ゲームショウ公式サイト https://tgs.cesa.or.jp/
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