
萩尾望都、山岸凉子、大和和紀の3人の漫画家の画業をたどる企画展「少女漫画・インフィニティ 萩尾望都×山岸凉子×大和和紀 三人展」が、2026年10月28日に東京・六本木の国立新美術館で開幕する[1]。モノクロとカラーの原画を合わせて800点以上を展示する予定で、国立の美術館で開く初めての大規模な少女漫画展になる[1]。
少女漫画の三人展、開催概要
- 会期:2026年10月28日〜2027年2月8日。前期は12月14日まで、後期は12月16日から。カラー作品は展示替えがある[1]
- 会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木)[1]
- 開館時間:10時〜18時。金・土曜は20時まで(入場は閉館30分前まで)[1]
- 休館日:毎週火曜日(11月3日と12月8日は開館)、11月4日、12月28日〜2027年1月5日[1]
- 観覧料(当日):一般2200円、大学生1000円、高校生500円。中学生以下は無料[1]
- 前売券:一般2000円、大学生800円、高校生300円。オンラインでの販売は10月27日23時59分まで[1]
国立新美術館の開館20周年を記念する展覧会として開く[1]。
3人の歩みと代表作
3人はいずれも1960年代後半にデビューし、それから約60年にわたって第一線で描き続けてきた[1]。
- 萩尾望都:1969年に「ルルとミミ」でデビュー。「ポーの一族」「トーマの心臓」「11人いる!」などで知られる。2012年に少女漫画家として初めて紫綬褒章を受け、2019年に文化功労者に選ばれた[1]
- 山岸凉子:1969年に「レフトアンドライト」でデビュー。バレエ漫画「アラベスク」、聖徳太子を描いた「日出処の天子」などで知られ、「テレプシコーラ/舞姫」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受けた[1]
- 大和和紀:1966年に「どろぼう天使」でデビュー。「はいからさんが通る」、『源氏物語』を漫画にした「あさきゆめみし」などで知られる[1]
会場では、雑誌の表紙や扉を飾ったカラーイラストや、漫画本編の原稿を、デビュー初期から現在までの作品で紹介する[1]。
美術館が少女漫画を扱う意味
3人がそろって活躍した1970年代は、少女漫画の表現が大きく広がった時期にあたる[1]。美術館は印刷された本ではなく原画を見せることで、線の細かさや色の重なりといった、雑誌や単行本では伝わりにくい部分を見てもらう場をつくる。
担当研究員は開幕に先立ち、2026年1月にロンドンとパリで講演会を開いていた[1]。萩尾望都は2022年に米国のアイズナー賞で「コミックの殿堂」入りしており、海外でも読者を持つ[1]。国立の美術館が少女漫画を正面から取り上げる企画が、国内外の来場者をどこまで集めるか。約3か月半の会期中の来場者数が、その答えになる。
脚注
- 国立新美術館「少女漫画・インフィニティ 萩尾望都×山岸凉子×大和和紀 三人展」 https://www.nact.jp/exhibition_special/2026/shojomanga/

