
総務省、外務省、文部科学省と一般財団法人自治体国際化協会(クレア)は2026年10月26日、「語学指導等を行う外国青年招致事業」(JETプログラム)の開始40周年を記念する式典を11月2日に東京都千代田区で開くと発表した[1][2]。JETプログラムは1987年に始まった[1]。
JETプログラム40周年の記念式典の内容
式典は11月2日午後3時から5時30分まで、ホテルグランドアーク半蔵門で開き、午後6時からは記念レセプションを予定している[1]。主な内容は次のとおり[1]。
- 主催の4団体と各省の代表のあいさつ、駐日大使による祝辞
- 現役参加者と元参加者の代表による「JET宣言」
- 元参加者の代表による記念講演と、元参加者の活動報告
- JETプログラムのフォトコンテストの表彰
主催者は、これまでの成果を振り返り、事業の発展と幅広い分野への周知を図ることを目的に挙げている[1]。
学校の外国語指導から地域の国際交流まで
JETプログラムは、外国の若者を招き、地方自治体や学校で働いてもらう事業だ。多くは小中学校や高校で外国語指導助手(ALT)として英語などの授業を手伝い、自治体の国際交流員(CIR)やスポーツ国際交流員(SEA)として働く人もいる。
総務省の資料では、2023年度に50か国から5831人を招き、事業開始からの累計では77か国から約7万7000人にのぼるとしている[3]。地方の学校で生の外国語に触れる機会をつくってきただけでなく、帰国後に母国で日本との橋渡し役を担う人材を育ててきた面がある。
40年続いた事業が抱える課題
小学校で英語が教科になり、外国語の授業時間が増えるなかで、ALTの役割は大きくなっている。一方で、ALTは民間の派遣会社や自治体の直接雇用でも確保されるようになり、JETはその選択肢の一つになった。待遇や任期、地方での生活支援をどう整えるかは、参加者を集め続けるうえでの課題になっている。
式典で元参加者の活動報告が予定されているのは、帰国後のつながりを事業の成果として示す狙いがあるとみられる。7万人を超える元参加者のネットワークを、自治体の海外との交流や観光、経済の結びつきにどう生かすかが、次の40年の事業の価値を左右するだろう。
脚注
- 文部科学省「JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)40周年記念式典及び記念レセプションの開催について」(2026年10月26日) https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2026/mext_01693.html
- 総務省「JETプログラム40周年記念式典及び記念レセプションの開催」(2026年10月26日) https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei05_02000256.html
- 総務省「JET-ALT活動事例集」(2023年8月) https://www.soumu.go.jp/main_content/000894285.pdf

