
国土交通省は2026年10月23日、日本トランスオーシャン航空(JTA)が大阪国際空港(伊丹)を使って運航することを許可した[1]。JTAは10月25日から伊丹―那覇線を1日2往復運航する[1]。関西エアポートによると、JTAが伊丹に就航するのは2007年以来19年ぶりとなる[2]。
JTAの伊丹―那覇線、運航計画の概要
国交省が公表した運航計画は次のとおり[1]。
- 路線:大阪(伊丹)―那覇
- 運航回数:1日2往復
- 使用機材:ボーイング737-800型
- 運航開始:2026年10月25日(日)
発着時刻は、伊丹発が14時5分(那覇着16時25分)と19時40分(同22時)、那覇発が11時30分(伊丹着13時20分)と17時5分(同18時55分)で、出発日によってダイヤは異なる[1]。
伊丹は「混雑空港」、乗り入れに国の許可
伊丹空港は、航空法で「混雑空港」に指定されている[1]。発着できる便数に限りがあるため、航空会社が運航するには国の許可が必要になる[1]。混雑空港には伊丹のほか、成田、羽田、関西、福岡の各空港が指定されている[1]。
今回の申請について、国交省の運輸審議会は10月1日に「許可することが適当である」と答申しており、これを受けて23日付で許可した[1]。運航開始の2日前の許可となった。
JALグループ、冬ダイヤで伊丹路線を拡充
JTAの就航は、JALグループが伊丹の国内線網を広げる計画の一部だ。空港を運営する関西エアポートは9月18日、次の拡充策を発表していた[2]。
- 伊丹―那覇線の増便(JTAによる運航、10月25日から)
- 伊丹―旭川線を通年運航に(10月25日から)
- 伊丹―帯広線を新設(日本航空、12月1日から毎日運航。伊丹で帯広線の定期便は初めて)
- 伊丹―女満別線を通年運航に(2027年2月1日から)
関西の空の便、伊丹の比重が高まるか
伊丹は大阪都心から近く、ビジネス客や観光客の使い勝手が良い一方、発着枠に限りがある。その枠のなかでJALグループが沖縄と北海道の路線を厚くするのは、利用の多い観光路線に枠を振り向ける動きといえる。
那覇線では、伊丹発の便が昼と夜に設定され、那覇を午前と夕方に出る便で関西に戻れる。沖縄への観光需要が冬場にどこまで伸びるか、また、混雑空港の限られた枠をどの路線に使うかという航空各社の判断が、関西の空の便の形を左右しそうだ。
脚注
- 国土交通省「大阪国際空港への乗り入れる航空会社が新たに増えます(国内線)〜混雑空港を使用して運航を行うことの許可〜」(2026年10月23日) https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku04_hh_000294.html
- 関西エアポート「大阪国際空港 JALグループの新たな路線が加わります!」(2026年9月18日、PR TIMES) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000416.000045236.html

