
映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が、9月18〜20日の週末映画動員ランキング(興行通信社調べ)で2位に初登場した[1]。3日間の興行収入は8億9400万円で、シルバーウィークを含む6日間では16億円を超えた[1]。ただ、首位は公開から長く上位を占める『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が守った[1]。
踊る大捜査線の新作、3日間で動員60万人超
公開から3日間の動員は60万5000人。18日から23日までの6日間の累計は動員118万人となった[1]。
本作は、1997年の連続ドラマから始まったシリーズの新たな劇場版だ。オリジナルのスタッフが再結集し、趣里、白洲迅、増田貴久らが新たに加わった[1]。織田裕二が主人公の青島俊作を演じるのは、2012年の『THE FINAL 新たなる希望』以来14年ぶりとなる(公開を伝えた記事)。
前作『THE FINAL』との比較
シリーズ全体では、これまでの劇場版など8作品で累計動員3863万人、興収524億1000万円にのぼる[3]。主人公の青島が戻る本編として、今作は期待を集めていた。
『ちいかわ』が首位を守る 上位は混戦
今回のランキングで本作を上回ったのは『映画ちいかわ』だった[1]。3日間の動員は64万3000人、興収は9億9900万円と、新作の『踊る』を上回った。23日までの累計は動員1133万人、興収165億円を突破している[1]。
3位には同じく18日公開の『映画名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』、4位にはクリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』、5位には『八つ墓村』が入った[2]。ノーラン作品の日本での出足は『オデュッセイア』の記事で伝えている。
「平成の人気作」が令和に問うもの
1990年代後半から2000年代にかけて、『踊る大捜査線』は刑事ドラマの常識を変えた作品として一時代を築いた。組織の論理と現場の刑事の対立という主題は、いまの職場にも通じる普遍性を持つ。
一方で、映画館の主な客層は当時とは大きく変わり、アニメやキャラクター作品が興行の中心を担うようになった。今作が首位を逃したことは、その現実を映している。3日間の成績は前作に届かなかったが、6日間で16億円を超えた勢いは本物だ。当時のファンに加え、若い世代にどこまで広がるか。最終的な興収は、そこにかかっている。
脚注
- 興行通信社 CINEMAランキング通信「『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が1位をキープ!新作は『踊る大捜査線 N.E.W. 〜』『映画名探偵プリキュア!〜』などがランクイン(2026年9月18日-9月20日)」 https://www.kogyotsushin.com/archives/topics/t8/202609/24150728.php
- シネマトゥデイ「『映画ちいかわ』首位キープで165億円突破!『踊る大捜査線』新作は2位スタート:映画週末興行成績」(2026年9月) https://www.cinematoday.jp/news/N0157042
- 映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』公式サイト(INTRODUCTION) https://odoru.com/

